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SEOのイメージ画像

工務店においてもWeb集客が重要になっています。Web集客にはSNS活用やWeb広告など様々な手法がありますが、長期的に取り組まなければならないのが自社メディアによるSEO対策です。SEO対策とはGoogleやYahoo!などの検索エンジン経由で自社のWebサイトに到達、資料請求・問い合わせを増やすための手法で、無料で出来る代わりに長期的に取り組まなければなりません。SEOとはそもそも何か?というレベルから工務店が知っておくべきSEO対策の基礎知識について説明します。

そもそもSEO対策とは?

SEO対策とはGoogleやYahoo!などの検索結果で自社のWebページが上位表示されるための手法のことを指します。(Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを使用しているのでGoogleの検索エンジンのことを考えれば十分です)

「コンテンツマーケティング」と呼ばれる手法を行う際に使用されるテクニックで、手間も時間も掛かるものの、安定したアクセス源になりやすいので多くの工務店がコンテンツマーケティング×SEO対策によるWeb集客に取り組んでいます。

コンテンツマーケティングで顧客を増やす

コンテンツマーケティングとはWebページを使ってユーザーを集めて問い合わせを獲得する手法のことを指します。

工務店の場合、例えば「建売住宅?注文住宅?貴方の希望にあった家を探す7つのポイント」や「太陽光発電×蓄電池で電気代がかからない家づくり-導入補助金情報あり」のような家を建てたいユーザーが興味を持ちそうな高品質のコンテンツを制作して、そのコンテンツ経由でユーザーを集客、問い合わせや資料請求を獲得するマーケティング手法のことを指します。

SEO対策とは?

SEO対策は検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)とも呼ばれており、コンテンツを制作して検索エンジン経由でアクセスを集めるテクニックのことを指します。例えば、奈良県で「注文住宅 おすすめ工務店」とGoogleで検索した場合次のような結果がでます。(ちなみに検索結果はその地域やタイミング、個人の閲覧履歴などによっても微妙に変化すると言われているので常に同じ結果がでるとは限りません)
検索結果「注文住宅 おすすめ工務店」
この検索結果は「注文住宅 おすすめ工務店」というキーワードで検索したユーザーが興味を持ちそうなコンテンツをGoogleの検索エンジンが順番に自動的に表示しています。この検索結果で表示されるようなコンテンツを用意、そこからアクセスを獲得して問い合わせを増やそうというのがSEO対策の基本的な考え方です。

SEOに取り組むメリット

Googleは世界中のWebサイトを調べて、数億ともいわれるWebサイトの中から、ユーザーの興味関心を推測、キーワードに合致したWebページを紹介してくれますがすべて無料です。つまり、SEO対策に成功してGoogleの検索結果にWebページが表示されれば無料でアクセスを獲得できます。

また、広告費を常に支払っていないとすぐに掲載されなくなるWeb広告と違って、SEO対策の場合一度検索順位が安定すれば長期的なアクセスが期待できるので、安定的にユーザーを集められます。広告のように即効性のある手段ではなく、すぐにSEO対策に成功してアクセスが増えるというケースもあまり存在しませんが、Webサイト内のコンテンツをコツコツ充実させていくことによって長期的な集客の柱となりえます。

ホームページ内ブログで取り組むSEO対策

Webページをいちいち業者に頼んで制作するのでは、時間もお金もかかってしまいます。ただし、近年はWordPressに代表されるCMS(コンテンツ管理システム)が安価に導入でき、ホームページ内にこれらのシステムを導入することにより、素人でもブログ感覚でコンテンツを作成できるようになっています。

Web制作会社にいちいち依頼しなくても、ホームページ内ブログの仕組みさえ作っておけば、社内だけでコンテンツマーケティングは実施できます。

工務店がSEO対策で抑えるべき5つのポイント

SEO対策と言えばWebページ制作に関する様々なテクニックや知識が必要だと思われるかもしれません。確かにSEO対策にはサーバーの活用方法から文章の書き方まで様々なテクニックがありますが、基本的かつ重要な部分は素人でも取り組めるほどシンプルです。Webページ制作の知識がない工務店の事務担当者でも次の5つのポイントに気をつけることにより、SEOの基本に則ったコンテンツマーケティングが実施できます。

工務店の顧客が興味を持ちそうなコンテンツを作る

何をおいても重要なことは、工務店の顧客が興味を持ちそうなコンテンツを制作することです。代表的な工務店が書くべきSEO対策コンテンツとしては、次の7つが考えられます。

  1. 家が完成するまでのステップ
  2. 良い工務店の見分け方・見つけ方
  3. 希望に合った土地探しの方法
  4. ローンや保険などの住宅にまつわるお金の話
  5. コンセプト別の住宅選びのポイント
  6. 部屋別・素材別の選び方のポイント
  7. 住宅にまつわるライフハック情報

参考:工務店のブログ記事の書き方とネタ8選~Web集客でお客様を集める~

タイトルや文章に「キーワード」を入れる

SEO対策の際に重要な要素となるのが「キーワード」です。例えば「水回り」という言葉が一言も出ていない記事は「水回り」と検索したユーザーへの検索結果に表示されません。想定されるユーザーの興味に合わせて狙うキーワードとそれに関連するキーワードを選び、コンテンツ内に散りばめておくことがSEO対策における基本になります。
メインで狙うキーワードとそれに関連するキーワードを調査した上で、検索でひっかかりやすいようにタイトルや見出し、文章内といったコンテンツの中にキーワードを配置しておいた方が良いでしょう。

画像などを軽くしてロード時間を短くする

読み込みに時間がかかるWebサイトはユーザーにストレスを与え途中で読むのを辞めてしまうかもしれませんし、検索エンジンからも不利に扱われます。よって、読み込み時間を早めるようにするべきです。

読み込み時間を早めるための細かな対策はたくさんありますが、読み込み時間に重大な影響を与えるのが画像なので、画像の容量に注意するだけでも読み込み時間は劇的に変化します。

特にWebページの場合は、チラシやパンフレットのような高精細の画像は必要ないので、ある程度画像サイズを圧縮しても見栄えはします。

ページ内の関連する記事にリンクを貼る

ユーザーもGoogleのWebサイトを閲覧するロボットもホームページ内のリンクを辿りながら、そのWebサイト内にどのようなページがあるのかをチェックします。

記事同士をリンクでくっつけておくことによって、ユーザーもGoogleのロボットもWebサイト内を回遊しやすくなり、顧客は滞在時間やページビュー数の向上、ひいては問い合わせ、資料請求の確率が高まること、ロボットはWebサイトの全貌を把握しやすくなり、SEO対策においても有利になりやすいと考えられます。

制作会社にスマホで見やすいWebサイトを作ってもらう

ほとんどの業種業界において過半数のユーザーはスマホでWebサイトを閲覧していますし、Googleもスマホで見たときの状態を基準にWebサイトを評価しています。スマホで見たときに、パソコンで見ることを作られていてスマホでは見にくい、使いにくいWebサイトはユーザーからもGoogleのロボットからも低評価になってしまいます。
スマホで見やすいWebサイトになっているか否かは工務店の社内だけでは調整できないので、事前に制作会社と相談した上で、スマホで見やすいデザイン、システムを導入することを心掛けてください。

工務店のSEO対策に関するよくある質問

「SEO対策」は有名な言葉で、実際に試してみたり、業者から営業電話やメールが来ていたりする工務店は少なくないと考えられます。実際に工務店から相談をもらう代表的な質問について回答します。

SEOの営業をする会社にすべて任せてしまえば良いのか

ホームページを開設している工務店であれば、電話やメールなどでWebサイト制作会社から「成果報酬で狙ったキーワードでの上位表示対策をします」「弊社はSEO対策に強い制作会社で豊富なノウハウを持っています」といった営業を受けることが多々あります。ただし、SEO対策の外注先については慎重に判断した方が良いです。

一昔前は、タイトルや見出しにとにかく狙っているキーワードを詰め込む、古いWebサイトからとりあえず被リンクをたくさん貼り付けるといったテクニックによって検索順位で上位を獲得できる時代がありましたが、Googleの技術の進歩と共にこのような穴は埋められてきました。これらの対策は現在実行すると、ペナルティとしてかえって検索順位を下げてしまうかもしれませんし、少なくとも良い影響はほとんどない場合が多いです。

SEO対策の本質はWebサイト内にユーザーの利益になる高品質のコンテンツを豊富に用意することで、制作会社がテクニックによって上位表示させられる余地は意外と少ないので闇雲に営業の言うことをを信じずに冷静になって外注先については検討した方が良いです。

SEO対策においてペナルティになることはありますか?

GoogleはSEO対策においてペナルティになりえることを公表しています。

Googleが「使用しないように」と通達しているガイドライン
  • 自動生成されたコンテンツ
  • リンク プログラムへの参加
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断複製されたコンテンツ
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
  • 構造化データのマークアップの悪用
  • Google への自動化されたクエリの送信

(参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)|Google)

不正なリダイレクトやクローキングなど、ほとんどのペナルティは非エンジニアにはWebサイト内に組み込めないので気にする必要はありませんが、以下の2点には気を付けてください。

「無断複製されたコンテンツ」=他所の記事をコピペしない、引用した部分は引用タグをきちんと使用する

「隠しテキストや隠しリンク」=対策キーワードのために不必要な文字列を過度にWebページに盛り込もうとしない

基本的には真面目に文章を書いて、Webサイトで公開していればペナルティをもらうことはないと考えれば大丈夫です。

SEO対策キーワードの選定方法は?

キーワードの選び方はSEO対策の肝となります。工務店がSEO対策を実施する際のキーワード選びのポイントは、地名などのローカルキーワードを散りばめること、検索ボリューム数百前後のスモールキーワードを狙うことです。

地名などのローカルキーワードを散りばめる

通販のようなネットビジネス、あるいは全国展開している住宅メーカーの場合はWeb上で一番になる必要がありますが、多くの工務店の場合商圏範囲が限られています。地名などのローカルなキーワードを盛り込むことによって、エリア内の顧客が検索エンジン経由で来訪することを狙います。

例えば、「注文住宅」で検索順位上位を獲得するためには名だたる住宅メーカーや比較サイトなどを超える必要がありますが、「注文住宅 長野市」といったように市町村の名前を組み込むと検索ボリュームは一気に下がり、検索表示上位を獲得する難易度は下がります。

意識的に記事の中にローカルキーワードを盛り込むようにしてください。

検索ボリューム数百前後のスモールキーワードを狙う

「注文住宅」「リフォーム」のような検索している人が多そうなキーワードを狙いたくなる所ですが、このようなビックキーワードは他の企業もSEO対策を実施しているケースがほとんどなので、検索ボリューム数百単位のスモールキーワードを狙った方が良いです。

ビックキーワードは企業によっては数億円規模のマーケティング予算を投下して対策しているケースもあるため真正面から戦っては勝ち目はありません。また、そもそも工務店を探している段階の人がビックキーワードのみでGoogle検索して工務店を探すということもほとんどないので、自社にあったスモールキーワードを探すことがSEOの戦略上最も重要となってきます。

SEO対策にはテクニックが必要ですか

Googleが検索順位を決定する基準は日々変化していると考えられます。さらにこの基準について指針は公表されているものの、具体的な仕組みは公表されていないので実質的にどれほど優秀なWeb制作会社であっても完璧なSEO対策を行うことは困難です。

また、Googleの検索アルゴリズムは小手先によるテクニックを排除して進化してきました。例えば、10年ほど前はたくさんの昔から存在するWebサイトから被リンクを貼られているサイトはそれほど品質が高いのだろうという推測から、検索順位が上がりやすい傾向がありました。

このようなアルゴリズムを利用して、古いドメインのWebサイトを制作会社が大量に作成、そこからクライアントのサイトに被リンクを貼って検索順位を向上させるというSEO対策が流行していました。

ただし、2010年代前半にGoogleはこのようなSEO対策にペナルティを課すようになり、このような対策は現在ではむしろペナルティとして検索順位を下げかねない要因になっています。

一部はテクニックが必要な部分はありますが、良質なコンテンツを作らずに検索順位を向上できる魔法のテクニックはないと考えた方が良いです。

ちなみに、Googleはコンテンツの品質について次のような方針を設けています。

Googleが示す基本方針
  • 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
  • ユーザーをだますようなことをしない。
  • 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
  • どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。

(参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)|Google )

工務店がSEO対策で成功するためのポイントは?

工務店であってもSEO対策で顧客を集められます。ただし、ホームページに来たユーザーにどのように営業して、成約させるのかはテクニックが必要です。

ホームページ経由のお客様はニーズが顕在化していないことも多いので、検討の初期段階から丁寧にフォローできる営業体制が必要になります。一方で工務店に相談に来るお客様はある程度要望が固まっていることが多いので出会ってから成約までがネット経由よりも短くなりやすい傾向があります。

完成住宅の見学会や、家づくりの勉強会、個別の住宅相談などを繰り返しながら、少しづつお客様の信頼を獲得して、成約に持っていけるように営業体制を構築してください。

SEO対策でコンテンツマーケティングの成果を最大化する

SEO対策を行うことによって、工務店のWebサイトに来訪するユーザーを増やして、そこからの問い合わせや資料請求を増やせます。SEO対策について様々なテクニックが議論されていますが、これさえ実行すれば良いという魔法のテクニックはないので、コツコツと高品質のコンテンツを作り出さなければなりません。

工務店がSEO対策を実施する場合は特に次の点に注意してください。

工務店がSEO対策で注意すべきこと
  • 工務店の顧客が興味を持ちそうなコンテンツを作る
  • タイトルや文章に「キーワード」を入れる
  • 画像などを軽くしてロード時間を短くする
  • ページ内の関連する記事にリンクを貼る
  • 制作会社にスマホで見やすいWebサイトを作ってもらう
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