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工務店のFacebook活用法

Facebookは世界中で27.4億人、日本だけでも2,600万人が使用している世界最大のSNSで工務店のマーケティングにおいても活用できます。Instagramと同じ会社が運営しているので、Facebook×Instagramを効率的に同時に運営できます。本コンテンツではFacebookを活用したSNSマーケのポイントについて紹介します。

本学習コンテンツでは以下を学ぶことができます。
  1. Facebookの特徴と活用のメリット・デメリット
  2. 工務店がFacebookを活用する際のポイント

本コンテンツの学習にかかる目安時間は5分〜10分程度です。


SNSにおけるFacebookの特徴

Facebookの日本国内における利用者数は約2,600万人、これはLINE、Twitter、Instagramに次いで大きなユーザー数となっています。さらにFacebook広告には他のSNSと比較して次の3つの特徴があります。

  • 実名制でユーザー同士のつながりが可視化されている
  • Instagramと同じ広告プラットフォームが使える
  • シェア機能があり、投稿の拡散力がある

実名制でユーザー同士のつながりが可視化されている

Facebookと他のSNSとの最大の違いは実名制にあります。他のSNSでは自由に名前を設定できるのに対してFacebookは基本的に実名かつ、現実にその人が所属しているコミュニティに近い状態でユーザー同士が繋がっています。

よって、他のSNSと比較すると比較的マナーが良い傾向がありますし、ネットの付き合いはネットで完結となるのではなく、Webからリアルへの誘導がしやすい傾向にあります。

Instagramと同じ管理システムが使える

InstagramもFacebookもアメリカのFacebook社が運営しています。そのため、共通のシステムで投稿や広告の管理ができたりと、2つのSNSを運用してもそれほど手間はかかりません。

通常、SNSを2つ運営すると手間は2倍弱になりますが、Facebook×Instagramであれば手間はそれほど変わらないので、Facebook、Instagramのいずれでしか繋がれないユーザーが存在するのであれば両方とも運営するべきです。

シェア機能があり、投稿の拡散力がある

シェア機能によって投稿がいわゆる「バズる」状態になるかもしれないのがTwitterとFacebookです。Facebookで投稿が何かの拍子に拡散されるとたくさんのユーザーにリーチして工務店のファン客を増やせるかもしれません。

Facebookを活用するメリット・デメリット

メリット:広告のターゲットを細かく決められる

Facebookには住所や趣味、友人同士のつながり含めて様々な情報が公開されています。よって、検索エンジンが提供しているディスプレイ広告よりも細かくユーザーの属性を細分化してピンポイントな広告発信が可能となります。

よって、ターゲットを明確に絞っている工務店であれば、Facebookを通じて効率的にその客層にリーチできます。

参考:工務店はFacebook広告にどれくらい費用をかければいいか?

メリット:長期的に顧客を育成できる

Facebookでは一度企業ページにいいね!をもらうとユーザーのタイムラインを通じて定期的に工務店の情報発信が可能となります。友達の投稿の間などに挟まれるのでメルマガよりも開封率が高く効率的に工務店の情報をユーザーに伝えられます。

まだ家を本格的に買おうとは考えていないユーザーでもFacebookでゆるくつながってさえおけば何かあったときに問い合わせが発生する可能性もあります。ニーズが顕在化していないお客様と長期間付き合う、見込み顧客を育成することに適したツールです。

デメリット:ニーズが顕在化しているかは不透明

例えばリスティング広告のように検索キーワードベースで家が欲しいと思ったお客様にピンポイントでアピールして、すぐ受注を狙うといったことはfacebookにおいて不可能です。Facebookはあくまでも長期的に顧客とコミュニケーションを確保する手段であって、明日、来週、来月の売り上げをすぐに作るためのマーケティング施策ではありません。

デメリット:ユーザー層の年齢が比較的高め

Instagramは10代、20代のユーザーが多いのに対して、Facebookは40代、50代と比較的年齢層が高めな傾向があります。40代、50代から注文住宅が欲しいと考えるユーザーは相対的に少ないと思われるので、販売する商品は少し考えなければなりません。

工務店がFacebookを活用する際のポイント

工務店がFacebookを活用して成果を出すために気をつけたいポイントは次の3つです。

  • 定期的(最低でも週1程度)は記事を投稿する
  • ユーザーとのコミュニケーションを大切にする
  • 工務店のお客様像を明確にする

いずれもFacebookに限ったことではなく、王道のSNS集客を着実に実行することがFacebook集客で成果をあげる近道となります。

定期的(最低でも週1程度)は記事を投稿する

更新されていないSNSについてユーザーはこの工務店はほとんど活動していないのではないだろうかと不安を覚えます。そのため、Facebookページを運用するのであれば最低週に1回程度は何らかの更新をした方が良いです。

更新内容はイベントの案内など問い合わせにつながるものも必要ですが、工務店の日常などでも充分です。ユーザーに工務店の雰囲気や仕事に対する世界観を知ってもらうことも重要です。

ユーザーとのコミュニケーションを大切にする

SNSマーケティングと他の集客施策が大きく異なることは、コミュニケーションが双方向であることです。お客様からコメントをもらった際はレスポンスした方が良いですし、お客様とコミュニケーションができるように、アイデア募集の投稿をしたり、プレゼントキャンペーンを開催したりとユーザーからのレスポンスを意識した運営を行ってください。

工務店のお客様像を明確にする

Facebookは細かく広告を配信するターゲットを限定できるため、工務店がメインとするターゲットを明確にした方が広告を絡めて効率的にフォロワーを獲得できます。一般的な工務店としてFacebook投稿をするのではなく、何かコンセプトを決めてそれに従った投稿を意識的に増やした方が良いです。

具体的な投稿内容のパターンについては「工務店のfacebook活用事例5選」をご確認ください。

Facebookを活用して長期的にお客様と付き合う

Facebookは世界最大の実名SNSで日本でも2,600万人以上のユーザーが利用しています。Instagramと同じシステムで投稿、広告などが可能なので、既にInstagramを運用している工務店は合わせてFacebookの運用をご検討ください。

また、Facebookに限らずSNSは今すぐ顕在化しているニーズをつかみ取るツールではなく、お客様とコミュニケーションを重ねていくうちに工務店の魅力を伝え、自社のことを好きになってもらうためのツールです。よって、はじめから短期的な成果を求めるのではなく、腰を据えたお客様ありきの運営体制が求められます。

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