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竣工写真

工務店が建てた住宅の魅力は文章では伝わりません。住宅展示場で体感していただくのが何よりですが、最低でも写真で住宅の良さを伝えないとユーザーから問い合わせを獲得するのが困難です。本コンテンツでは工務店集客において重要な竣工写真(施工事例の写真)について解説、外注と内製化するのとどちらが良いのかについて解説します。

本学習コンテンツでは以下を学ぶことができます。
  1. 竣工写真の活用法
  2. 内製・外注のメリット・デメリット
  3. 竣工写真を社内で撮影するときのポイント
  4. 外注する際の相場・注意点

本コンテンツの学習にかかる目安時間は5分〜10分程度です。


竣工写真(施工事例の写真)とは?

竣工写真とは実際に工務店が竣工に携わった住宅の様子が分かる写真のことを指します。注文住宅は契約する段階ではまだ建てられていないので具体的にお客様の商品を見せられません。

よって、工務店の営業ではまだ具体的な商品が存在しない状態から技術力・デザイン力の高さを訴求して、成約につなげるように具体的な事例を交えながら営業活動を実施しなければなりません。その際にホームページやSNSに掲載されている竣工写真が暗い、ぶれている、分かりにくいアングルになっていたりすると、素敵な住宅を建築する工務店だと思えないので、お客様はそもそも工務店に問い合わせをする気自体をなくしてしまい、知らない間に営業の機会が失われたり失注したりしてしまいます。

竣工写真(施工事例の写真)の活用方法

工務店のマーケティング・営業において竣工写真を活用するタイミングの多さ、重要性は上記のとおりですが、竣工写真を活用する具体的なツールとしては「営業ツール」「ホームページ」「SNS」「Web」広告といった4種類が考えられます。それぞれのツールにおける竣工写真の使い方について解説します。

営業ツール

営業ツールとは、コンセプトブックや工務店の作品事例集といった営業時に活用するツール全般のことを指します。竣工写真をお客様に見せることによりお客様から信頼を獲得するのはもちろん、お客様が事例を見ることによって自身の建てたい住宅のイメージを具体的にすることができ、商談がスムーズに進む効果も期待できます。

ホームページ

ホームページに建築事例として写真をアップしたり、ホームページ内ブログで写真を掲載したりといったパターンも考えられます。Webマーケティングを行う場合、ユーザーが工務店に問い合わせを決定する要素としてこれらの竣工写真の美しさ・豊富さは一定の要因となりえます。

SNS

FacebookやLINEなどのSNSで施工事例の写真をアップすることもあります。特にSNSの投稿はユーザーのタイムラインに配置され自然とユーザーの目につくのでメルマガなどよりも既読率が高い傾向にあります。

竣工写真を定期的にSNSでユーザーにアピールすることにより見込み顧客との接触頻度を増えて商談がスムーズになる効果、SNSの投稿を見てユーザーが工務店に問い合わせをする効果が期待できます。

Web広告

Web広告のバナーなどの素材として竣工事例の写真を活用することがあります。具体的に工務店が建築した住宅の竣工写真を活用することにより、クリックする前にバナーを見て感じたイメージとホームページに移動してみた住宅のイメージのミスマッチを解消して問い合わせ発生率を高める効果が期待できます。

写真撮影は内製・外注すべきか?

近年は技術の発達により、スマホでも高画質の写真が撮影できるようになりましたが、やはりプロのカメラマンと素人が撮影した写真とでは完成度が大きく異なります。撮影を内製・外注どちらにすべきかの判断基準について紹介します。

撮影内製・外注のメリット・デメリット

撮影を内製・外注したそれぞれのメリット・デメリットを比較すると次のとおりとなります。内製する方がコストは安く気軽に撮影できるがクオリティが不安、外注化するとコストがかかりすぐには撮影できないが一定以上のクオリティが期待できます。

内製 外注
メリット
  • コストがかからない
  • 撮影スケジュールを組みやすい
  • 撮影機材が必要ない
  • 一定以上のクオリティの写真が期待できる
デメリット
  • (本格的な撮影をするなら)機材を揃えなければならない
  • 写真の品質が従業のテクニック次第
  • 外注先に応じて費用がかかる
  • すぐには撮影できない

一概に内製・外注どちらが良いかを決めることはできず、ケースバイケースで判断しなければならないと言えます。

内製した方が良いケース

内製した方が良いケースはコストをあまりかけたくない更新頻度の高い写真です。例えばSNSで住宅が完成した様子をすぐ伝える際に撮影する施工写真などは内製した方が良いと考えられます。

他にも営業マンが商談の最中に施工事例として軽くお客様に見せる写真もクオリティよりも量重視になるので内製して大量の写真ストックを用意した方が良いです。

外注した方が良いケース

外注した方が良い施工例写真とは、お客様に見せる頻度が高いと思われる写真です。例えば、ホームページのメインビジュアルに使用する施工事例写真、アプローチブックに掲載する事例写真といったものは、マーケティング・営業を通じて多くのユーザーに見られる可能性が高いので外注してハイクオリティな写真を用意した方が良いです。

施工事例写真を社内で撮影する際のポイント

自信がないならスマホで撮影して加工する

まず、自信がないのならば無理をして一眼レフなどを使用せずにスマートフォンに内蔵されているカメラで撮影すればよいです。スマホのカメラは高機能で下手なカメラよりも高画質の画像が撮影でき、自動補正などがかけられることもあります。さらにスマホの場合、撮影した写真をそのままアプリで加工できるのも便利です。下手に一眼レフで素人が撮影して加工をしていない写真よりも、スマホで撮影してアプリで加工した写真の方がクオリティは高くなります。

社内でハイクオリティな写真を撮影したい場合

社内で一眼レフを活用して本格的に事例写真撮影を内製したい場合、撮影機材をそろえることから始めなければなりません。代表的な機材としては次のようなものが挙げられます。

  • カメラ本体
  • 広角レンズ
  • ストロボ
  • 三脚
  • アンブレラ
  • フィルター

もちろん画角や光の加減など考慮すべき事項はたくさんありますが、フィルム式カメラでなければ何枚撮影しても費用は変わらないので、初心者の段階は色々設定を変えてイメージにあう写真が撮影できるように量をこなしてください。また、写真を加工するソフトとしては次のようなものが挙げられます。

  • Adobe Lightroom
  • GIMP
  • Photo Scape

多少、光が足りなかったり余計な物が写っている写真であってもこれらのツールを使えば修整できます。

外注する際の相場・注意点

外注費用の相場

フリーのカメラマンに依頼するのか、カメラマンを派遣する企業に依頼するのかによって相場は異なります。フリーランスの場合は1軒20,000円程度、企業に依頼する場合は1軒40,000円程度が一つの目安となります。

もちろん、カメラマンを拘束する時間や、撮影した写真を修整する作業の分量、出張交通費などによっても価格は変化します。

フリーランスか企業か

フリーランスに依頼する場合は、企業ほど個人情報や撮影データの管理、スケジュール管理といった要素が厳格でない可能性も考えられるので、スケジュール遅れや情報流出の可能性が企業より高いです。また能力にもばらつきがあると考えられます。

一概に安いフリーランスのカメラマンに依頼すればよいというわけではありません。

予算とその事例写真の使用頻度を勘案しながらどちらを選択するかを決定してください。

撮影前にイメージをカメラマンに伝える

撮影前にどのような販促に使うのかが決まっている場合は、カメラマンに何にしようするのか、どんなイメージをユーザーに与えたいのかを伝えて撮影プランについて相談した方が良いです。

工務店側も当日準備は必要

撮影機材などはカメラマンの方で用意してもらえますが、施工事例となる住宅のインテリアコーディネート、清掃などは工務店側の仕事となります。万全の状態で撮影に臨むために前もって現場の確認、整頓などを実施してください。

写真を公開する場合の注意点

工務店に住宅展示場を撮影する場合、許可は必要ありませんが、施主様の完成宅を事例としてWeb上に公開したり、営業ツールに活用したりする場合はお客様の許可が必要です。

また、施主様の住所や家族構成といった個人情報が特定できるものは撮影するのは避ける、修整して施主様のプライバシーに迷惑のない範囲での公開が求められます。

工務店の仕事の魅力が分かる写真で勝負する

竣工写真は見込み客集め、お客様への提案営業の際に有効なツールです。豊富かつハイクオリティな竣工写真は、工務店の実績の豊富さ及び技術・デザイン力を訴求するために役立ちます。

外注・内製化どちらで撮影するかはケースバイケースですが、コンセプトブックの中に掲載したり、ホームページの施工事例の中でもメインビジュアルに使用する場合は外注、営業が商談中に見せたりSNSで日常の投稿として見せる写真などは社内で撮影するもので十分です。

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