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常時ssl化

ホームページを持っている工務店でも以外と対応できていないのが「常時SSL化」です。常時SSL化していないサイトはGoogleなどの検索エンジンにおいて危険なWebサイトのように取り扱われますし、様々なペナルティを受けます。またセキュリティリスクも高くなってしまいます。

簡単に対策もできるので常時SSL化が何か分からないという工務店はこのコンテンツを元に自社のホームページを確認してください。

本学習コンテンツでは以下を学ぶことができます。
  1. 常時SSL化とは何か
  2. 常時SSL化に取り組むメリット・デメリット
  3. ホームページを常時SSL化する際のポイント

本コンテンツの学習にかかる目安時間は5分〜10分程度です。


自工務店のホームページが常時SSL化されているかチェック!

単純なチェック方法として、インターネットブラウザのGoogle Chromeで工務店のWebサイトを見た場合の表示のされ方で区別する方法があります。次の画像は工務店マーケのページを見た状態ですがURL(koumuten.marketing)の横に閉まった鍵のマークが表示されています。これがSSL化されている状態です。

ssl化しているURL

一方で次の画像はURLの横に「保護されていない通信」と表示されています。これがSSL化されていない状態を指しています。

ssl化していないURL

また前者のURLはhttps://×××のように「https」となっているのに対して後者のURLは「http://×××」のように「http」の後ろにSが付きません。

ホームページ内の全ページが前者の状態になっていることを指して常時SSL化されているといいます。

ちなみにSSL通信と一口に言っても安全性に強度があり詳しいセキュリティレベルはQualys SSL LABSの提供している「SSL Server Test」というツールで確認できます。(参考までに次の画像が「工務店マーケ」の評価です。)

工務店マーケのセキュリティレベル

SSL化とは?

SSL化とはSecure Sockets Layerの略称で端的に言えば。ユーザーとサーバー間での通信を暗号化することにより、情報の改ざんや第三者による盗聴を防ぐ技術のことを指します。

特にクレジットカード番号やユーザーの住所など万が一にも盗聴や改ざんが発生してしまうと事業に大きな影響を与えかねない情報をやりとりする場合は通信をSSL化させておくことは必須です。

ちなみにhttpsとは「Hypertext Transfer Protocol Secure」の略称で安全性が確保されたhttp接続のことを指します。

常時SSLとは?

常時SSLとはホームページ全体の通信をSSL化して使用している状態のことを指します。

SSL化はホームページ全体だけではなく一部分だけ、例えばクレジットカード番号や住所の入力フォームなど特定のWebページの通信に対してのみ設定することも可能です。

ただし、Webサイト全体をSSL化することによりセキュリティの向上だけではなくHTTP/2を活用したWebサイトの高速表示、SEOへの影響など様々なメリットが考えられるので現在は基本的には常時SSL化させるパターンが多いです。

参考:SEOとは?工務店向けSEOの基礎講座

工務店が常時SSL化に取り組みメリット・デメリット

工務店がホームページを常時SSL化させるメリット・デメリットは次のとおりです。

工務店が常時SSL化に取り組むメリット

セキュリティの向上

SSL化させることによってユーザーとサーバー間の通信を暗号化させられます。通信を暗号化させることによって、第三者による盗聴・情報改ざんなどを防ぎセキュリティ事故が発生するリスクが軽減できます。

工務店のホームページの場合、通販サイトのようにお客様のクレジットカード情報などを入力するケースは少ないですが、氏名や住所なども保護しなければならない情報なのでセキュリティリスクを軽減させるに越したことはありません。

ユーザーの離脱防止

冒頭で見たように常時SSL化されていないホームページは「保護されていない通信」と警告が出ます。もちろんこの警告はユーザーが心配してホームページを閉じてしまう要因になりえますし、SEO対策上も不利な影響が発生します。

常時SSL化することによってこのような警告がなくなり、不安からのユーザー離脱を防止できます。

SEO対策への好影響

Googleは2014年時点で常時SSL化されていることが検索順位を決定する要素の1つにしていることを公表しており、同じ条件で常時SSL化されているホームページと未対応のホームページでは前者の方が順位は上昇しやすいと考えられます。

コンテンツマーケティングやホームページ集客に真剣に取り組みたい工務店にとってホームページの常時SSL化は必須です。

ホームページの高速表示

常時SSL化すると、「HTTP/2」というWeb高速化プロトコルを使用することができるようになるのでホームページの表示速度があがります。ホームページの読み込みに時間がかかるのはユーザーの離脱の原因になり、SEO対策上も不利になると言われているので常時SSL化した方が良いです。

工務店が常時SSL化に取り組むデメリット

常時SSL化するためのコストが必要

常時SSL化するのを制作会社に依頼する場合、当然作業費用が発生しますし、自力で実施する場合もSSLサーバー証明書などの取得費用は発生します。

ただし、使用しているレンタルサーバーによっては無料オプションになっている場合が多いので使用しているレンタルサーバーの機能をチェックしてください。

各種分析ツールの再設定が必要になる

サーチコンソールやGoogleアナリティクスなど各種ツールの設定変更が必要になることも考えられます。また、今まで「http~」となっていたリンクを「https」に修正する必要もあります。

加えてこれらの設定やリンクの修正がきちんとできているかの確認作業も必要になります。10数ページのホームページの場合、大きな負担にはなりませんが、何百ページもあるメディアサイトの場合確認作業が膨大になります。

参考:【工務店向け】初めてのGoogle Analytics使い方講座

外部からのリンクがリセットされるかもしれない

URLがhttpからhttpsに切り替わるので、各種SNSのシェアやいいねボタンの数がリセットすることも考えられます。通常、工務店のホームページでそれほど多くのいいねやシェアを集めているコンテンツは少ないので基本的には大した影響はありませんが、気になる工務店の方は注意してください。

ホームページを常時SSL化する際のポイント

レンタルサーバーから簡単に設定できる場合を除き、基本的にはWeb制作会社に依頼をしてください。ちなみに常時SSL化には3種類の証明書があります。

3種類の認証手段

常時SSL化のための証明書には、「ドメイン認証(DV: Domain Validation)型SSLサーバ証明書」「企業認証(OV: Organization Validation)型SSLサーバ証明書」「EV(Extended Validation) SSL証明書」の大きく分けて3パターンの手法があります。

ドメイン認証(DV: Domain Validation)型SSLサーバ証明書

最も簡易的なドメインの認証方法で、ドメイン名の有効性を認証して発行されるSSLサーバー証明書です。ドメインの所有者の実在性などは証明されていないので、証明の度合いが低いですがコストが安く、レンタルサーバーによっては無料もしくは数百円で証明書を取得できます。

企業認証(OV: Organization Validation)型SSLサーバ証明書

ドメインを所有する企業が実在するかを確認した上で発行されるSSLサーバー証明書でドメイン認証よりも信頼性は高いです。ただし、証明に手間がかかる分だけ費用もかかり1件につき数万円程度の証明書発行コストが発生します。

EV(Extended Validation) SSL証明書

3つの認証の中では最も厳格なSSL証明書で、OV型でのチェック項目に加えて組織の所在地確認、承認者・署名者の実在確認など更に調査項目が多くなります。その分だけ費用もかかり年間10万円を越すこともあります。

工務店はどの種類のSSLサーバ証明書を取得すべきか

現時点では、認証されていれば、その信頼性までは重視されないので工務店のホームページの場合はドメイン認証で問題ありません。ただしこれはあくまで現時点の話で、将来GoogleがSEOのアルゴリズムを変更する可能性はもちろんありません。予算に余裕がある場合、信頼性の高い証明書を獲得するに越したことはありません。

SSLサーバ証明書の運営者

SSLサーバ証明書取得時には、運営者は社長の名前などの個人名ではなく、必ず工務店の会社名で取得しましょう。これはSEO観点で、GoogleがSSLサーバ証明書から運営者を特定し、サイトの信頼性を測るための判断材料にしていると考えられるためです。

使用しているレンタルサーバーによっては簡単にできる場合も

ゼロから常時SSL化に取り組もうとすると、CSRと呼ばれるファイルを作成したり、認証局からサーバー証明書を取得し、インストールしたりとたくさんの手続きが必要となります。Xサーバーやロリポップなどのレンタルサーバーを使用している場合はこれらの手続きをせずに簡易的にホームページを常時SSL化できる場合もあるので、使用しているサーバーを確認してみてください。

難しいと思えば制作会社に依頼する

レンタルサーバーがオプションで簡単に常時SSL化させられるようにしているといったケースを除いて基本的に工務店が自身でホームページの常時SSL化に取り組むことは、大変かつ設定不具合などのリスクが伴います。

よって、基本的には社内でなんとかしようとせずにコストを掛けてでもWeb制作会社に依頼をするべきです。

常時SSL化でセキュリティリスク軽減、業績アップを!

ホームページの常時SSL化はお客様情報の流出防止、コンテンツマーケティングで成果を上げるための両面から必要な対策です。これからホームページマーケティングにより業績アップを狙う工務店にとっては必須級の取り組みだといえます。

使用しているサービスによっては無料で使用できる常時SSL化サービスもあるので、ぜひ導入してください。

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